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ジョイント195

自分が思いついた文章を徒然なるままに書くブログです。二次創作系。がんばっていきます!
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HUMMING LIFE
またまたハルキョンssをupしました!・・・と言っても昔書いたやつなので、季節感ゼロですが・・・。タイトルはコブクロのある曲から!内容も歌詞を再現しようとしてみました。
いろいろとツッコミ所はありますが、見てやってください!どうぞ!
HUMMING LIFE


目を覚ますと夕方四時だった。

「マジか…」

思わず漏れるのは独り言。
気分は爽快。そりゃこれだけ寝たからな。
あわてて隣に寝ていたはずの恋人の姿を確認しようと試みるが、時すでに遅し。
授業に行ったようだった。あいつが帰って来る時が一番の恐怖になりそうだ。なんせ、ほとんど今日はほとんどほっといたことになる。
そんなことを考えながら起き上がる。
少し手狭だとか何だかんだ言い合いながらも、一緒に暮らして早三年。
お互い、全く知らなかった土地での暮らしも気に入り始めていた。
部屋を二人で見回って、ここに決める一番の要素であった日当たり抜群のガラス戸を開ける。
空気の入れ替えのためだ。今は六月。ジメジメと、最近人間の吐き出し続けるCO2の影響で上がりまくった気温が良い感じに混ざり合い、不快にさせてくれる季節。これもある意味、俺たち人類に対しての罰と言えるだろう。
ベランダに出て一服。「部屋で絶対吸うな!」とアイツに強く言われているからな。やっぱり俺は尻にしかれているのだろうか。…うん。しかれてる。
そんなグダグダな俺に、まるで神が怒ったとでもいうのか。空は曇り始め、やがて二、三滴の水が俺のむくんだ頬を濡らし始めた。

「おいおい!?」

あわててタバコの火を手に持った灰皿に擦り付け、部屋へと帰還。まだ吸い始めたばかりだというのに。忌々しいことこの上ない。やがて、「ザァー」という音が部屋にいても分かる程大きくなってきた。夕立ちだ。

「やれやれ」

しばらく言っていなかった俺の口癖を吐き出して空を眺める。
もうこの時間まで寝ちまったんだから後は寝るだけだろう。
俺は、床にゴロンと転がった。


――――――俺とアイツが付き合い出したのは高校時代まで遡る。気が付いたら自然にそんな関係になっていたワケだ。少しクサいが…その時俺は思ったね。こいつ以外、もう誰も好きになれないだろう。と。
アイツも、相変わらず素直じゃなかったが、ポロっとそんなようなことを言ってくれたことがあった。その時の俺は天にも昇る気持ちだったさ。分かるだろう?
そんなこんなで、受験シーズンの到来。
勉学とは無縁だった俺も、オールラウンダーな彼女に釣り合わなければならないと心に決めた。
そして目指したのはなんと弁護士。文系で一番高い地位の職業。

『アンタは意外と正義感強いから、向いてたりするんじゃない?』

とはアイツの弁。多分アイツは冗談混じりだったのだろうが、当時の俺には起爆剤以外の何物でもなく(単純って言うな)、彼女のためとばかり必死こいた。自分を追い込んだ。それが絶対にアイツのためになると信じて。
だが――――その分アイツとあまり顔を合わせなくなっていた自分に気付けていなかった。アイツに迷惑はかけられないとばかり、一人でずっとやっていたから。
そしてある日かかってきたアイツからの電話。

「身体…大丈夫なの?」

「あたし…やっぱりアンタが居ないと…少し寂しいよ」

その時。ガーンと頭を鈍器で殴られたような衝撃が走った。この時にやっと俺は気付けた。
アイツが思っていた幸せの形は、俺が描いていたのなんかより、もっと単純で、もっと身近なもなんだ。と。いくら俺が頑張ろうとしたところで、彼女のことをもっと別の意味で考えなかったら何の意味もなかったんだ。
それに気付いた時――――俺は溢れる涙を止められなかった。後悔があった。ずっと寂しい思いをさせて、俺は一体何をやっていたんだろう。俺のちっぽけなプライドのせいで、彼女をどれだけ傷付けていたんだろう。
何を無理してまで自分を変えようとしていたんだろう。
そして、ひとしきり泣いた後、俺は決意した。


本当に大事なことを見失ってまでも、自分を変えたりはしない―――――。


その後、俺はアイツに直接会いに行って謝った。その後、アイツは俺に抱きついてきて泣いた。

ああ、俺は何てことをしてたんだろう――――。

つくづく思い知ったんだ。

それからは勉強もずっと二人。予備校なんか行かなくても、アイツと一緒にやっている方が遥かに楽しかったし、俺の意志もより強固になっていった。
勉強して…時々イチャイチャしたりして…また勉強して…。ずっとそれの繰り返し。
その時に、大学に受かったら二人暮らしをしようと約束したのさ。
そして見事、日本の私立大学では一番良いと評判の法学部にお互い合格することが出来た。
出来すぎた話しだと思うか?
俺は思わない。だって俺には女神が付いているんだから、受かるのも当然。規定事項だろ?


そんな紆余曲折を経て三年、無理しないで二人のペースでやってきた俺たち。来年五月にある司法試験だってきっと、上手くいくだろう。二人で居れば。
雨はいつの間にか止んでいて、夕焼けの茜色に染まった空が見える。

「たっだいまー!」

アイツの帰宅。元気の良さも、その明るさも、笑顔も、何もかも変わらない。大学で男が寄り付きすぎて困る。
その度に俺と彼女で撃退しているが。

「あら?キョン。何そんな恰好で寝てるのかしら?」

何って?何だろうと頭を働かせてみれば―――――あ。

「気付いたようね?」

そう言ってパジャマにボサボサ頭のままの俺を、咳払い一つしてまたぎ、仁王立ち。そして笑顔でいながらにして、目は笑っていない。

「今日は何曜日?」

「土曜日…だな」

「月曜日にアンタは何て言ったのかしら?」

うっかりしていた。月曜日、週末にどっか連れてくって言ってたっけ。久々にやってしまった。

「さて…キョン?」

笑顔なのに怖いのは何でだろうね。誰か説明してくれないか?変わって欲しくは無いけどな。変われと言われても譲れないさ。絶対にな。

「今日…あのレストランのディナーで…」

「よろしい♪」

ああ、また財布が軽くなるな。忌々しい。何て思いながら、俺は起き上がって―――――そうだな。一つ反撃といこう。

「ハルヒ」

今までのグダグダした顔を微笑みの顔へとチェンジ。そしてアイツの耳元へ口を近付ける。案の定、太陽のような笑顔をすぐに戸惑ったような顔へと変化させる。

「な…なによ?」

「今日も…愛してるぞ」

「なっ――――!」

ハルヒは顔を真っ赤にしてフリーズ。もう付き合い始めて四年経ち、お互い何だって知っている仲だというのに、こいつはまだまだこんなストレートな言葉に弱い。

「もう!バカなこと言ってないで!早く準備しなさい!」

なんてことをそんな真っ赤な顔で言われてもな、可愛いだせだぞ?―――なんて口には出さずに心で言って、俺はとりあえず顔を洗おうと洗面所へ向かった。

男は女に惚れちまったら、どんな言葉より、どんな優しさよりそいつの笑顔に変わるもんなんかなくて。どんな痛みより、どんな悲しみより、そいつの涙ほど切ないものもないんだ。
心にそう刻んでおけば何度転んだって、何度だって立ち上がれるようになれるんだ。
だからいつか、あんたにもそんな奴が見付かることを祈っている。
俺とハルヒのような、そんな関係になれる人が、な。

俺は今日もハルヒを愛してる―――――。
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thame:涼宮ハルヒss genre:小説・文学
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Comment

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はじめまして
ハルキョン小説を読ませて頂きました^^
どのお話も甘くて糖分たっぷりなのが本当に嬉しいです。
これからもがんばってください、更新楽しみにしています( ^ω^)
2008/02/18 Mon| URL | ポクロウタ [ edit ]
はじめまして! こちらのハルキョンは甘甘でいいですね!
ハルヒの一言で頑張ったり肩の力を抜いたりするキョンがいいです。
最後の殺し文句になぜか俺が悶絶しましたw
これからも楽しみにしています。
2008/02/18 Mon| URL | 911 [ edit ]
コメント返し
ポクロウタさん>ありがとうございます!自分が甘いの好きなんで・・・(笑)これからもがんばります!
2008/02/19 Tue| URL | koko428 [ edit ]
コメント返し2
911さん>悶絶しましたか(笑)ありがたいです!それと・・・URL貼ってあったんで、リンクさせてもらいました!・・大丈夫でした?それと・・・911さんの小説も読ましてもらいました!ハルヒが顔に怪我しちゃった保守は前に読んでハマりました。ああいうのなんか好きです!
それではまた!こっちのリンクは、まだ数が少ないんで気が向いたら貼ってやってください。
2008/02/19 Tue| URL | koko428 [ edit ]
リンクありがとうございます!
URLはすみません、完全に消し忘れのクッキー食い残しでしたorz
決して宣伝目的ではなかったのですが、気を遣わせてしまったようで申し訳ないです。
こちらからもリンク貼らせて貰いました。
自作も楽しみにしています!
2008/02/19 Tue| URL | 911 [ edit ]
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