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ジョイント195

自分が思いついた文章を徒然なるままに書くブログです。二次創作系。がんばっていきます!
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君色
ハルキョンss第二段です!今回はデートする二人。ただそれだけの話。短いです!前置き以上!
そういえば、涼宮ハルヒの検索様に登録させていただきました。ありがたいです。お礼申し上げます。ありがとうございました。
それではどうぞ!
いつの間にか君色に染まっていく―――。

ブラブラと街を歩く。いつもの街。何も変わりがない街。特に有名な店だとか、全国有数のスポットがあるとかそんなわけじゃない。
ただどこにでもあるような俺たちの街。そこをブラブラして何が面白いのかと思っていた。以前ならば。
「キョン!次はこっち!早く来なさい!」
「分かってるからそんなに急ぐな。転ぶぞ」
スポーツ万能な彼女が少し急いで歩いたくらいで転ぶとは到底思えないが一応釘を刺しておく。
俺とハルヒは今街を歩いている。二人っきりで。
それが楽しくて仕方がない。使い古された言い方かもしれないが、コイツと居るだけで周りの世界は変わってしまった。変わってくれた。
いつもの街も全てが違うように見える。
前を見る。
意気揚々とはしゃぎながら、少し早足で歩くハルヒ。それを少し後ろで付いていく俺。いつもの光景。違うのはお互いの気持ち。
好きだということ。至ってシンプルな気持ち。
そんなことを考えながら歩いていた俺は、いつの間にか歩くペースが落ちていたようだ。差が少し開いている。その内ハルヒが振り返って、そんな俺に気付いた。
「ああ!もう!ぼ~っとし過ぎよバカキョン!」
そんなことを言って、ハルヒは走って俺の方へ来た。そして俺の手を掴む。手首じゃなく。自然に俺の手を。
「行くわよ!」
そうやって引っ張られる俺。前にはやはりはしゃぐハルヒ。
繋いだハルヒの右手と俺の左手。お互いの体温が心地よかった。
「ふふ~ん♪」
聞こえる鼻歌。耳に優しく響く。
「機嫌良いな」
「そう見えるならそうよ♪」
手を繋いで歩いたまま、ハルヒは俺の言葉に笑顔で答える。
今日は快晴。冬の暖かい日差し。
そんな日差しよりハルヒの笑顔の方が遥かに眩しい。
二人で巡るのはなんてことない、ありきたりの場所だ。映画館、公園、デパート…。なにもかもがどこにだって溢れているもの。
今日の目的地は公園だった。
そこにあったベンチに二人並んで腰掛ける。少しだけ間を空けて。手はほどいた。俺は両手をポケットに、ハルヒは膝の上に。
「それにしてもな…」
「うん?」
「こんな普通のことで大丈夫なのか?お前は」
普通を嫌うハルヒ。普通のことをしたがらないハルヒ。そんなハルヒを知っていたからなんとなく聞いてみた。
楽しそうなハルヒを見ていると、もうそんなことはどうでも良さそうだと理解している。だからこそ聞ける。
「ふ~ん…。あのね、これは周りの人から見ると普通のことでも、アタシから見れば普通じゃないの」
「…なるほど」
すぐ理解。
つまりは―――俺と一緒だ。二人で居ればどんなことでも新鮮になる。楽しいことになる。
それイコール普通とは違うということ。ハルヒの言った通り、俺たちのやってることなんて休日に普通のカップルがやる普通のこと。
やれど俺たちにとっては違う。普通でも普通じゃない。二人でいれば全てが特別。何一つ普通じゃない。それだけの話し。
俺たちがそう思えばそれで良い。
――――ある意味これもハルヒ色に染められたということか。
「ホントにアタシも厄介な精神病にかかったもんだわ」
「それを言うなら俺もだな」
いつの間にか少しだけ開けた二人の間はゼロになっていた。
自然にそうなっていた。
肩と肩がふれ合っている。再び俺の左手が握られる。今度は指と指を絡めてしっかりと繋ぐ。
見つめ合う。
「でもね、覚えておきなさいよ」
「何をだ?」
ハルヒは俺の目をしっかり見ている。俺もハルヒの大きくてキレイな目をしっかり見ている。ハルヒはやはり笑顔で言った。
「普通を特別に出来る。そんな気持ちにさせてくれるのアンタだけなんだからね!」
――――グラっときた。
完璧にきた。
ああ、もう。
なんでこいつは男心をくすぐるようなことが自然に言えるかね。たまらなくなる。

ぎゅ――――。

抱き締めた。
「わっ!…いきなりね…。エロキョン」
なんとでも言うが良い。エロだろう構いやしない。抑えきれない気持ちなんか誰にだってあるんだ。
体温が暖かい。
離したくない。そんなことを思ったからか、俺は思わず言った。
「今の言葉」
「ん?」
「俺以外のやつに絶対言うなよ」
俺のその言葉にハルヒは少しだけビクっとなった。表情は分からない。抱き締めたまんまだからな。
「…あんた以外に、言えるようなやつなんか居ないわよ」



はい、もう無理です。俺。
少しだけハルヒの身体を解放する。とはいえ背中に手を回したままだけど。よく見るとハルヒの顔は赤い。ゆでダコみたいだ。今度は俺の顔から目を少しそらしている。
「ハルヒ」
名前を呼ぶ。優しく呼んだ。いや自然に呼べた。間違いなく俺の顔はにやけている。
そしてこっちを向いて上目づかいのハルヒ。
「何…?」
「ん―――――」

そんなハルヒにキスをした。
目はちゃんと瞑ってな。
長いキスをしながら思う。
恋愛っていうのは不思議だ。気付かぬ内に、お互いがお互いの色に染まっていく。どんどん染まっていく。混じりあっていく。
俺もハルヒ色に染まって、ハルヒも俺色に染まって。丁度良い色になっていく。
そしてそれを、自分の色が変わっていくというのに心地良いと思う。
不思議だ。これ以上ないくらい。
でも、世の中にはわざわざ解く必要の無い不思議が一つくらいあったって良いと思わないか?

「…もう一回しなさい!」
「はいよ」
――――幸せなんだし。
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thame:涼宮ハルヒss genre:小説・文学
君色 | トラックバック(0) | コメント(2) |permalink
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Comment

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甘い
ふあ~……ヤラレマシタ!!
甘すぎてニヤニヤしています。

私もSSブログを開いていますので、よろしかったらどうぞお立ち寄りくださいませませ。
2008/02/19 Tue| URL | sksk1 [ edit ]
コメント返し
sksk1さん>コメントありがとうございました!実はsksk1さんのブログなら、これをオープンする前から何気によく行かして頂いてました!リンクはらしてもらいました。
これからもよろしくお願いします!
2008/02/19 Tue| URL | koko428 [ edit ]
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