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ジョイント195

自分が思いついた文章を徒然なるままに書くブログです。二次創作系。がんばっていきます!
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新しい日々
いきなりですが…ずっと放置しててすいませんでした!!
まずはそれだけです。コメントくれてた方も返してなくてすいません。本当に。これから、せめてコメントだけは早く返せるようにします!
さて…今回は遅いですが卒業ネタです。そしてハルキョン。短かめですが最近なんとかひねりだして書きました。ずっと新作書いてなかったですが、見てくれると嬉しいです!
どうぞ!




いろんなことがあったこの場所。アイツらと出会い、共に過ごし、ことあるごとに巻き込まれ、グチを垂れ、それでも実は楽しんでいた。
俺が確かに過ごしていた日々。誰にもマネ出来ないだろうかけがえない日々。永久に忘れない日々。
時は残酷で、そんな日々に終わりを告げる。今は思う。俺の過ごしたこの三年という時間の中身は、何よりも密度が濃く、何より鮮明で、俺を一回り、二回りも成長させてくれたと。
そして俺は、この日に必ずやると決めたことをする。自分の心の内を全て、アイツへ。この限られた時間を共に過ごしたアイツへ。今俺の存在理由の全てだと言い切れる、アイツへ――――。


屋上には誰もいなかった。内心で助かったと思った。春の暖かな日差しとやわらかく頬を撫でる風が心地良かった。雲一つ無い青空。周りを見渡してみれば、桜が咲いている。
桜の咲く時間は短い。開花が待ち遠しいと思っていても、いつの間にか咲き、いつの間にかに散っている。だからこそ美しいのかもしれない。俺が過ごしていた日々も同じ。いつの間にか始まっていつの間にか終わった。俺の手には筒が一つ、握られている。この日々に終わりを告げるもの。たった一枚の紙だけれど、俺たちを感慨深くさせるには十分な効力を持っていた。

「色んなことがあったな」

口に出して、目を瞑り、思い出す。この三年という時間を。そこにアイツの――――ハルヒの笑った顔が無かったことはない。思い出の一欠片も余すことなく、楽しい思い出のどこかにハルヒの笑顔があった。
目を開けた。そろそろ時間。
ギィ―――――
屋上の扉が開く音。俺の耳に入った。だから振り向いた。

「よぅ」

「『よぅ』じゃないわよ。これからみんなで卒業パーティーやろうって時に呼び出すなんて…。来てあげ
ただけ感謝しなさい」

いつも通りの悪態をつくハルヒ。だけど俺には分かる。そんなことを言いながら、ハルヒは緊張していた。これからの俺の行動に対する期待と、不安。手にとるように分かった。意外に単純なその姿。少し苦笑してしまう。

「何笑ってんのよ?不気味よ」

そう言うハルヒのアヒル口。

「気にするな」

ハルヒの顔をじっと見つめた。不機嫌そうな顔も見慣れていた。俺は全てを見てきた。ハルヒの全てを。今なら自信を持ってそう言い切れる。
誰よりもコイツのことを理解出来る自信がある。
何よりもコイツを安心させることが出来る。
俺の全て。それだけ。それだけだからこそ俺は今強い。

「なあハルヒ」

「何よ?」

「最初のお前の自己紹介覚えてるか?」

「当たり前じゃない」

ハルヒと始めて出会った日。いきなり素っ頓狂なことを言ったコイツ。その時は変な女だと思った。
でもあれが始まりだった。俺とハルヒの、始まり。カレンダーに付けた丸。俺にとっては何よりも特別な日。

「その時はマジでビックリしたよ」

「そ。そうかもね。ま、あれがあったんだからこうしてあたしとアンタは今まで一緒に過ごせたんだから、あたしは言って良かったと思ってるわよ」

ハルヒのそんな言葉。でもそれだけで嬉しくなった。

「そうだな…。そうして今の今まで色んなことがあったわけだがな」

そこで俺は一旦言葉を切る。目を瞑る。もう一度、この三年間に想いを馳せる。自分への最終確認。俺は今この目の前の女の子をどう思っているのか。何を伝えたいがためここに呼んだか。考えるまでも無かった。
息を吸う。吐く。そして――――告げる。

「いろいろなことがあって、その一日一日をお前と過ごす内に俺は」

――――何よりも、誰よりも、

「お前が好きになったんだ。だからこれからも俺と一緒に居てくれないか?」

俺の決意。今日ハルヒに言おうと決めていた。俺の心の内。想い。今日しかないと思った。ハルヒの顔。一瞬だけ目を見開いて、目を瞑った。開いた。そして、

「あたしもよ!バカキョン!これからも、アンタと一緒に居たい!」

最高の笑顔を共に俺に抱きついてきた。俺はそれを受け止めた。そして抱き締めた。意外に小柄なハルヒ。女の子なハルヒ。強い部分と弱い部分を持っているハルヒ。俺はそれを全部、何かもひっくるめて好きなんだ。この三年間、誰より時間を共有し、誰より近くにいたハルヒ。近すぎて一時期は全く分からなかった気持ち。それがこの気持ち。何よりも好きだって、感じられたことが幸せだと言い切れるその気持ち。
一生消えることは、無い。
抱き締めた腕を少しだけ緩め、ハルヒと向き合う。綺麗な顔。意思の強い瞳。

「三年間…かかっちまったな」

三年間かけて育んだ気持ち。

「丁度良いくらいよ」

それをハルヒは丁度良いと言ってくれる。
それから段々と自然に二人の距離は近づいて、夢の中でしかしたことなかった「それ」をした。それは本当に甘くて―――俺とハルヒを幸せな気持ちにしてくれた。
距離を離して、俺たちは笑った。なんだか嬉しいとか、幸せだとか色んな感情がごっちゃになってそんな表情になった。多分俺は柔らかい表情をしているんだろう。だってハルヒがそうなんだから、俺も一緒だ。

「じゃ!部室行きましょ!みんな待ってるし!報告もしなきゃね!」

「了解した」

今俺にあるものは一つ。だからこそ俺は強くなれる。ハルヒの為に、誰よりも強くなれる。この三年間はそれを俺に教えてくれた。この高校で過ごす日々は終わった。だけどこれから、俺とハルヒが一緒に過ごす時間はまだ続く。いや、永遠に続く。それを心から感じるんだ。多分、ハルヒも一緒の気持ちだろう。お互い、そうに決まってるのさ。俺とハルヒはそうなんだ。だから、これから生きてゆこう。ずっと二人で。な、ハルヒ。
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thame:涼宮ハルヒss genre:小説・文学
新しい日々 | トラックバック(0) | コメント(6) |permalink
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Comment

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お久しぶりです。
自分のペースで無理せずに頑張ってください。
読者の一人として応援しています。

あと、こういう甘いハルキョンもいいですな~。
読んでいるときに顔がにやけました。
2008/04/06 Sun| URL | 電波垂れ流し人 [ edit ]
お久しぶりです。最高に甘くていいです。これからも頑張って下さい、読んでる時に体が爆発しそうになりました。
2008/04/06 Sun| URL | 長門は天使(西宮市) [ edit ]
お久しぶりです!
甘いけれども爽やかでとってもいいですね。
抱きついてくるハルヒが可愛い!
SSサイトだと更新するのも大変ですよね。ご自分のペースで頑張ってください!次回も楽しみにしてます。
2008/04/06 Sun| URL | R254 [ edit ]
電波垂れ流し人さん>温かいお言葉ありがとうございます。自分のペースで頑張っていきますね。書ける時にはけっこう書けるんですが…。
甘め好きなんです!(笑)でもたまに違うのも書きたくなっちゃう時が…。
長門は天使(西宮市)さん>爆発ですか(笑)そんな風に思ってくれて嬉しいです!
R254>お久しぶりです!始めてみると大変さが身にしみますね…。始める前はけっこういけるつもりだったんですが。そちらの方もがんばってください!!
2008/04/07 Mon| URL | koko428 [ edit ]
甘いだけじゃなくてキョンの気持ちが出てて凄くよかったです。
忙しいでしょうが、ゆっくりでも更新待ってます!
2008/04/10 Thu| URL | 911 [ edit ]
コメント返し2
911さん>ありがとうございます!これからゆっくりになってしまいますが…書ける時には書いていきたいです。
2008/04/11 Fri| URL | koko428 [ edit ]
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